こんにちは。
京都大学経営管理大学院生のヒカリです。
突然ですが、フェルミ推定という
言葉をご存知でしょうか。
フェルミ推定とは、
正確に特定できない数や、調査が難しい数などを
いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、
短時間で概算することを指します。
「東京都の野良猫の数」や
「アイドルと付き合える確率」などのように、
正確な答えを出すことができない時に
役立つのがフェルミ推定です。
実際に、フェルミ推定を使って
アイドルと付き合える確率を試算した
統計学者の鳥越規央さんという方がいます。
鳥越規央さんのおこなったフェルミ推定の
計算過程と結果は以下の通りです。
(R25「アイドルと付き合える確率」より一部抜粋)
まず、日本のアイドルの
数を調べる必要があります。
世界最大のアイドルイベント
『Tokyo Idol Festival』に参加しているアイドルは
2015年のデータだと154組1140人。
これに参加していないメジャーアイドルや、
アキバアイドルフェスティバルに
参加しているライブアイドル185組、
さらにローカルアイドル約600組を加算すると、
人数にして6993人と推定されます。
恋愛対象としては18歳以上と仮定しましょう。
18歳以上の比率は、
AKB48グループの年齢構成から推計すると55.2%。
6993人のうち3860人が恋愛対象とすると、
これは18~30歳の人口871万3580人に対し
0.0443%となります。
アイドル自身の恋愛スタンスも考慮しましょう。
2016年元日にフジテレビで放送された
『アイドルサミット』という番組では、
『アイドルだって恋愛しても良い』と
考えているアイドルは55.7%でした。
これを踏まえると0.0443%×55.7%=0.0247%。
アイドルと付き合える確率は、4049分の1です。
ちなみに4049分の1といえば、
高校球児が甲子園で優勝できる確率とほぼ同じです。
小学生の頃から万年補欠だった
僕にとっては絶望的な確率です。
一方で、甲子園で優勝したうえに
アイドルと結婚した奇跡のような人も
この世には実在します。