こんにちは。
京都大学経営管理大学院生のヒカリです。
先日、後輩の女の子から
「来週の月曜日、半日空いてますか?」
と聞かれました。
これは僕の経験上、1億%デートの誘いです。
すぐに了承したら必死だと思われそうなので、
3分待ってから了承しました。
すると後輩の女の子から、
「当日は着物を着ていきませんか?」
と提案されました。
初デートで着物?これだから若い子は全く…と
思ってもないけど、思ってそうな大人の雰囲気を
醸し出すために3分待ってから了承して、
当日は秒速で着替えました。
待ち合わせ場所は京都大学とのことでした。
学校で着物デート…
見せつけたいタイプの子なのかも知れません。
京都大学の時計台で待っていると、
後輩があらわれました。
落ち着く暇もなく、
「早く行きましょう!」
とグイグイ引っ張っていきます。
少年ジャンプに出てくる
冴えないのに何故かモテる男って
大体こんな感じで振り回されていますよね。
つまり僕は今、モテているのだと思います。
これからどんなデートをして過ごすのか
ワクワクしながら歩いていると、
なんだか暗くて怪しい道に案内されました。
さらに後輩が
「いよいよですね。」
と囁きました。
なんかよくわからんけど、
今日、何かが起こる気がする…!
と期待したその瞬間、
突然アナウンスの声が。
「京都大学の学生の入場です!」
後輩
「ヒカリさん、京都観光について
たくさん語ってくださいね。」
…気付いた時には僕は京都市主催の
「これからの京都観光」という
シンポジウムに参加していました。
京都大学、同志社大学、
平安女学院大学、立命館大学、龍谷大学
それぞれの学生が公開ディスカッションをしながら
未来の京都観光について考えるという
趣旨のシンポジウムでした。
コメンテーターは
門川京都市長や、
京都観光おもてなし大使の熊谷さん、
月の桂の醸造元の増田德兵衞さん、
京都大学経営管理大学院長の若林靖永先生など、
そうそうたる顔ぶれでした。
少しでもモテてると勘違いしていた
5分前までの自分を忘れるために、
大阪生まれ、大阪育ちの僕が
全力で京都観光について語りました。
そしてシンポジウムは無事終わり、
最後に京都市長から各大学の学生に
表彰と記念バッジをいただきました。
モテなさすぎたら、
京都市長から表彰されるということがわかりました。
京都は良いところなので、
是非観光しに来て下さいね。
帰り際、後輩に
「この後どうする?」
と聞いてみたら、
「明日テストなんで」
と言い残し、そそくさと帰っていきました。
ちなみに僕のように、
起こってほしいと願っている事象の
確率を高く見積もり、
逆に起こってほしくないと思っている事象の
確率を低く見積もることを、
行動経済学では願望的思考と言います。
人間はかならずしも合理的に判断したり
行動しないという一例です。